抗炎症薬の種類について

抗炎症薬とは、炎症を改善する薬物のことです。主にステロイド系と非ステロイド系に分けられています。中には非ステロイド系の抗炎症薬は、抗炎症作用だけではなく、鎮痛作用や、解熱作用のあるものが多いのが特徴です。これから詳しく説明します。

ステロイド系の抗炎症薬は炎症を強く抑える薬で、約50年前にステロイド剤の効果を発見した医師はノーベル賞を受賞し、地球上から関節リウマチが消え去ってしまうのではないかと期待したほどの効果的な抗炎症薬です。関節リウマチに血管炎や内臓病変を伴う場合、発熱・激しい多関節炎などを伴う場合などではステロイド剤を用いることになっています。また、関節リウマチに対して非ステロイド性抗炎症剤のみでは関節炎が治まらず、仕事に出たり、家事や趣味に力を入れるのに困るといった場合に使われます。

非ステロイド系の抗炎症薬は炎症反応を改善させることで痛みや腫れを和らげるのが主な作用です。変形性ひざ関節症の治療では、関節の変形から生ずる痛みや腫れの症状を改善させる目的で使われますが、関節の変形そのものを治すわけではありません。また、薬の使用期間も捻挫や打撲のようなけがの治療と違って数か月間という長期におよぶ場合もあります。非ステロイド系の抗炎症薬としては、アセチルサリチル酸(アスピリン)、やイブプロフェン、インドメタシン等があります。